ちゃま男くん先日、2023年12月11日にIT導入補助金2024の制度概要が発表されたよ。中小企業の皆さんはとても気になる情報だと思うので、まとめていくね。
先輩!!待ってました。
今年もIT導入補助金あるんですね!!
早く教えてください!!
IT導入補助金ってなに?
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者が、労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入をする際に、導入費用を補助してくれる補助金のことです。
なので大企業と言われる大きな企業は申請対象外となりません。※2024年度は一部対象。
「資本金と従業員数のいずれかが対象内であること」が条件となります。
また、中小企業であっても、大手企業の資本比率などによって、みなし大企業と判断されれば、申請ができないケースもあります。
● 中小企業(飲食、宿泊、卸・小売、運輸、医療、介護、保育等のサービス業の他、製造業や建設業等も対象)
● 小規模事業者
その他の要件については、以下のWEBサイトからご確認ください。
https://it-shien.smrj.go.jp/about/
2024年度 IT導入補助金を解説!!
2023年12月11日までに公開された最新情報を解説していきます!!
申請の分類によって補助率や、補助額、導入ツールの条件などが異なります。
申請する分類によって条件がかなり異なるにゃー。
目的に応じて適切な分類を選択することが大切にゃー。
申請の分類について
★通常枠(A・B類型)
生産性の向上に資するITツール(ソフトウェア、サービス)の導入費用を支援。
- 補助額
5万円~450万円 - 補助率
1/2 - 対象経費
ソフトウェア購入費(クラウドサービスは利用料2年分対象)
導入関連費用 等
★インボイス枠
10月1日に開始されたインボイス制度への対応に特化した支援枠で、会計・受発注・決済ソフトに加え、PC・タブレット・レジ・券売機等のハードウェア導入費用も支援。
- 補助額
~350万円 - 補助率
2/3~3/4(小規模事業者は4/5) - 対象経費
ソフトウェア購入費(クラウドサービスは利用料2年分対象)
導入関連費用
ハードウェア購入費
★複数社連携IT導入枠
10社以上の中小企業・小規模事業者等が連携した、インボイス制度への対応やキャッシュレス決済を導入する取組等を支援。連携のための事務費・専門家費も補助対象。
- 補助額
ソフトウェア導入費など:~3,000万円まで
事務費、専門家日:~200万円まで - 補助率
2/3~3/4(小規模事業者は4/5) - 対象経費
ソフトウェア購入費(クラウドサービスは利用料2年分対象)
導入関連費用
ハードウェア購入費
★セキュリティ対策推進枠
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト※1」に掲載されているセキュリティサービスの利用料を支援。
- 補助額
5万円~100万円 - 補助率
1/2 - 対象経費
サイバーセキュリティサービス利用料(最大2年分対象)
※1サイバーセキュリティお助け隊サービス紹介ページ(IPA):https://www.ipa.go.jp/security/otasuketai-pr/
スケジュールについて
今年は例年に比べて1次公募の受付が早いんだよね。
例年であれば4月が1次公募締め切りだから1か月くらい早い計算になるね。
通常枠/セキュリティ対策推進枠/ インボイス枠(電子取引類型) | 1次公募締め切り | 2024年3月15日(金) |
2次公募締め切り | 2024年4月15日(月) | |
3次公募締め切り | 2024年5月20日(月) | |
インボイス枠(インボイス対応類型) | 1次公募締め切り | 2024年3月15日(金) |
2次公募締め切り | 2024年3月29日(金) | |
3次公募締め切り | 2024年4月15日(月) | |
4次公募締め切り | 2024年4月30日(火) | |
5次公募締め切り | 2024年5月20日(月) | |
複数社連携IT導入枠 | 1次公募締め切り | 2024年4月15日(月) |
2023年度 IT導入補助金との違いは?
2023年度のIT導入補助金からの変更点もポイントだけ
解説しておくね。
2023年度 IT導入補助金との違いポイント3点を解説します。
変更点①:申請枠の変更
「通常枠」「インボイス枠(新設)」「複数社連携IT導入枠」「セキュリティ対策推進枠」の4枠に変更。
変更点②:補助率が拡大
インボイス枠(インボイス対応類型)では、小規模事業者に対する補助率を一部「4/5」へ拡大。
変更点③:補助対象ITツールの見直し
インボイス制度に対応した「会計」「受発注」「決済」機能を有するソフトウェアが対象であり、インボイス制度に対応していないソフトウェア及びECサイト制作は対象外に。
結論、申請者にとって大きなマイナスな変更はなさそうだにゃー。
IT導入補助金のメリットとデメリット(注意点)を解説
IT導入補助金は生産性をあげたい中小企業のみんなは絶対使った方がいい補助金だけど、メリットやデメリットも知っていおいたほうがいいよ。
メリット
デメリット(注意点)
最後に申請をするうえで準備をしておく必要があるものをリストアップしときます。
ぎりぎりでバタバタしないように確かに準備しとくにこしたことないニャー。
【要チェック】申請に必要なもの
「申請に必要な手続き3点」
①GビズIDの取得
GビズIDは、法人・個人事業主向け共通認証システムです。
IT導入補助金の申請には、GビズIDプライムのアカウントが必要になります。
申請から取得までは長くて2週間ほどかかるので、早めの対応をおススメします。
https://gbiz-id.go.jp/top/
②SECURITY ACTIONの自己宣言とIDの取得※15分程度で終了。
中小企業自らが情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度。
「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」の実践をベースに2段階の取り組み目標が用意されています。
https://www.ipa.go.jp/security/security-action/it-hojo.html
③「みらデジ経営チェック」※15分程度で終了。
自社のデジタル化を中心とした経営状態を可視化するため、質問に回答をして評価を確認しましょう。
経営チェックには、GビズIDが必要です。
https://www.miradigi.go.jp/check/
「申請に必要な準備書類2点」
①登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
申請日からさかのぼって3か月以内のものが必要です。申請時には、PDFデータが必要です。
②納税証明書(その1もしくはその2)
前期分の法人税の証明書が必要です。申請時には、PDFデータが必要です。
赤字決算で、法人税が0円であった場合にも納税証明書が必要となります。
まとめ
ちゃま男くんどうかな。
2024年度もIT導入補助金を活用して生産性をあげていったらどうかな。
そうだにゃー。
こういった国の補助金や助成金はありがたいし使わないと損だよにゃぁー。先輩!!ツールの選定や、補助金の申請分類の選定や申請内容など相談のってください!!
もちろんだよ。IT導入補助金に関することならなんでも相談してね。
何が自社に必要なのかわからない場合には、ツールの選定もまかせてねちゃま男くん。
今年も、IT導入補助金があるということで、中小企業の皆様はこれを機会に是非、生産性をあげるためのITツールの導入を検討してみましょう。
毎年、採択率は、早ければ早い公募申請をしたほうが、高くなるという結果が出ています。
準備をきちんとして進めましょう。
IT導入補助金は、事業者だけでは申請はできません。国が認めたIT導入支援事業者を介して申請をすることになります。
IT導入補助金興味がある方はお気軽にご参考ください。申請内容の作成に時間がないなどの場合には、完全成功報酬型で補助金の申請支援サービスも行っておりますので、こちらもご相談ください。
https://www.dx.documentdashboard.cloud/it-subsidy
また、最小限の情報を入力いただくだけで、貴社が該当する制度がすぐに検索できる、自動診断サイトもご活用ください。
【3分で自動診断】補助金、助成金診断サイト:https://shindan.jmatch.jp/writeup/?lak-inc
補助金・助成金の診断検索サイトはこちらから。
https://shindan.jmatch.jp/writeup/?lak-inc
その他参考:IT導入補助金2024 チラシ- 中小企業庁
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r5/r5_it.pdf
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